あなたが悪いんじゃない、脳と心のしくみです
春、新しい出会いの季節ですね。
クラス替え、新入社員、転職、異動…
いろんな“初めての人”と会う機会が増えます。

でも、そんな初対面のあと──
「なんか…どっと疲れた」と感じたこと、ありませんか?
実はそれ、あなたの性格のせいじゃないんです。
脳と心のしくみがちゃんと働いている“自然な反応”なんですよ。
目次
理由①:脳が“フル回転”しているから
初対面の場では、私たちの脳は大忙し。
- 相手の顔、表情、声のトーン、服装、雰囲気…
- どんな性格か、どう接すればいいか…
- そして、自分はどう見られてるか…
これらすべてを、瞬時に判断しようとしています。
この状態、脳にとっては“フル稼働モード”
パソコンで言えば、重たいソフトを同時にいくつも開いてるようなものです。
当然、終わったあとは“脳疲労”がどっと押し寄せてきます。
理由②:“演じる自分”が表に出るから
初対面の場では、無意識に「こう見られたい自分」を演じがち。
- 丁寧に話そう
- 愛想よくしなきゃ
- 失礼のないように…
そうやって「社会的な自分」をフル稼働させていると、
本来の自分とのギャップに“心理的な疲れ”がたまるんです。
特に繊細な人や、自分を抑えるクセのある人ほど、この傾向は強くなります。
理由③:脳が“防御モード”になっているから
人間の脳には、「知らないもの=危険かもしれない」と判断する本能があります。
初対面の場は、脳にとって“未知の空間”。
- 緊張する
- 表情が固くなる
- 呼吸が浅くなる
- 手汗が出る
これらはすべて、脳があなたを守るために働いているサインなんです。
少しでも楽にするためのヒント
- 「疲れて当たり前」と知っておく
→ 無理に「明るくふるまわなきゃ」と思わなくていい - “ひとりの時間”をちゃんととる
→ 心と脳のバッテリーを回復させることが大切 - 「今日はがんばった」と自分に声をかける
→ 誰かに認めてもらうより、自分で自分をねぎらおう
おわりに|がんばったあなたへ
初対面で疲れるのは、あなたがちゃんと人と向き合っている証拠です。
それは「ダメなこと」じゃなくて、「優しさの表れ」かもしれません。
僕もかつて、仕事で何度も初対面の人と話すたびに、心の中でグッタリしていました。
でも今では、そんな“疲れ”にも意味があると知って、少し気が楽になりました。
どうかあなたも、「自分はダメだ」と責めずに、そっといたわってあげてくださいね。
ToonとRyoより
また気持ちがざわざわしたとき、ここに立ち寄ってね🌿
