Inspiron5515 Windows11 22H2アップデートで「システム要件を満たしていません」が出て四苦八苦した件

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起こったことを記録として残している内容ですので、分かりにくいかもしれませんが何かのお役に立てれば嬉しいです。

追記したこちらの内容を確認ください。リンクをクリックすると
2023年5月21日時点 再度「システム要件を満たしていません」が出ています。
まで移動します。

目次

使用製品

  • 製品名 DELL Inspiron15 5515 Windows11 / AMD Ryzen 7 5700U with Radeon Graphics 1.80 GHz
  • 出荷月 2021年11月

発生した問題

デスクトップの右下に「システム要件を満たしていません。」という表示が2022年10月中旬ぐらいから表示されるようになりました。

PC正常性チェック を実施するとTPMが検出されないというエラーになりました。

解決方法

TPMの有効化出来ないか色々と確認したものの最善な方法はOSを工場出荷時に初期化するしか方法がありませんでした。
2022年10月26日時点

OS初期化の方法

初期化を行うと工場出荷時の状態に戻されるので、個人データや自分で導入したアプリケーション、写真やドキュメントデータなどは全部消去されるので予めPC以外の媒体にデータを移動することが必要です。

STEP
パソコンの電源を入れ(再起動)、すぐに「F12」キーを連打します。
STEP
【BIOS】画面が表示されたら「SupportAssist OS Recovery」を選択して、「Enter」キーを押します。
STEP
【SupportAssist OS Recovery】画面の「リセット」を選択する。
①Enter後の画面
②SupportAssist OS Recoveryの起動画面
③SupportAssist OS Recoveryの画面
STEP
【リセットオプションの選択】画面で「リセットしてアップデート」を選択して「次へ」を押します。
STEP
【設定とデーターを転送しますか?】画面の「いいえ、設定とデータを転送しません」を選択して「次へ」を押します。
STEP
【リセットの確認】画面で、表示内容を確認してチェック・項目選択をしてから「次へ」を押します。
STEP
リセットの進行中に「再起動」を押す。「Wifiの選択&パスワード」の入力を行いWindows11の初期画面が立ち上がり始め各種設定が始まっていきます。

STEP1-STEP3まで

<補足>確認したこと

これまでの個人設定やアプリケーションの再インストールなど相当な手間で不本意でしたが、現時点ではOSを初期化するという解決方法しかありませんでした。問題発生からOSを初期化するまでの間に確認したり改善できるかを確かめたりした点を時系列的に記録しておきます。

Ⅰ.何がシステム要件を満たしていないのかの確認

PC正常性アプリをインストールしてチェックします。

TPM2.0が有効でないと表示されました。

Ⅱ.BIOSでTPMが有効なのかの確認

BIOS-SecurityにFirmware TPMの項目はあるがDisabledのまま選択できない状態でした。

Ⅲ.BIOSのリセットをしてTPMがEnabledに出来るようになり改善されるかの試み

[手順]

1.コンピュータの電源投入直後、すぐに[F2]キーを連打し続けます。

2.BIOS画面が出て、[F9]キーを押します。

3.[OK]を選択します。

4.[ESC]を押して、パソコンを再起動します。

[結果]

改善されず

Ⅳ.BIOSの更新

[結果]

改善されず

その他(問題の勝手な考察など)

サポートには連絡したほうが良い。けど意思疎通の仕方に工夫が必要。

今回、<補足>確認したことの中で「Ⅰ.何がシステム要件を満たしていないのかの確認」は自力でしましたが、Ⅱ.以降はDellサポートに連絡して指示をもらいました。

サポートは状況が通じるまではMicrosoftに連絡して欲しいとかDellの出荷時には問題がない。と言われましたが、僕もネットで同様の問題や不具合を検索して知識を深め、自分のPCで起こっていること確認したことを写真やスクリーンショットで撮って添付して詳細な状況を伝えて根気よく説明しました。

トラブルはケースバイケースが多く、僕の経験した内容が全部に当てはまるわけではないですのでサポートに連絡されることをオススメします。

問題の原因は結局分からず、次の大型Updateでも再び発生する可能性あり

勝手に僕の中で今回発生したことを考察すると以下のようなことが起こっているのではないだろうか?

  1. DELL Inspiron15 5515はMicrosoftが、事前の書類審査のようなものでWindows11の要件として適応していると許可している。
  2. 許可されている該当機種は正常性のチェックを受けることなく無条件で初期状態からはWindows11のインストールがインストールされる。
  3. しかし、大型Updateでは全機種が順番に正常性のチェックを受ける。ここで後に追加されたか漏れがあったTPM2.0が必要という項目で引っかかってしまう。

これだとAMDが以下の「fTPMに関する問題を解決する」or「MicrosoftがTPMを必要要件から外す」の方法がとられないと次の正常性のチェックを受けるような大型Updateでも再び同じことが発生すると思われます。

<参考>

  • AMD Ryzen™ 7 5700UがfTPMを有効にすると不具合を引き起こす。→ファームウェアで無効にしているのでは無いか。
  • AMDから回避策が示されているようだが不透明でDellも未だ把握していなかった。

2023年5月21日時点 
再度「システム要件を満たしていません」が出ています。

【追記】2023年5月21日

2022年10月26日時点で「システムの要件を満たしていません」の表示に関してDellに問い合わせしても未だ症状がでているのが極わずかのユーザーだけだった様子でOSを工場出荷時に初期化してくださいというのが回答でした。(この章以前の記事)
その際はOSを工場出荷時に初期化して表示は消えました。

しかし、数ヶ月経って再び同じ表示が現れました。ただし、アップデートも正常に行えており、問題は特にありません。表示が現れることだけが目障りです。

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