カメラやアクションカメラ、スマートフォンなどの撮影機器では、バッテリーの問題が多く存在します。
外出先でのバッテリー残量の心配や予備バッテリーの持参が必要など、便利さに欠けることがあります。
しかし、EOS R7のPD対応USBによる給電・充電機能がそれらの問題を解決してくれます。
これまでの問題
これまでカメラやアクションカメラ、スマホなどの撮影機器は、外出先でのバッテリー残量に気を取られ充電池をいくつも持参したり、バッテリー交換を早めにしたり、時には撮影中にバッテリー切れになってしまったりと残念なことが多々ありました。
今回も予備バッテリーを何個か持ち歩こうかな。と思っていました。
写真は付属されていたEOS R7純正バッテリーパックです。
PD対応USBによる給電・充電の便利さの紹介
EOS R7はPD対応USBに対応しており、これによってバッテリーの給電・充電が可能になります。
USB PDは、USB Type-Cポートを介してデバイスに電力を供給する方法です。
最大100Wの電力を供給でき、高速充電や給電効率の向上を実現し、バッテリーの心配から解放されることができます。
別売りの専用アダプターでなくても可能ですが、PD対応のデバイスやUSBケーブルが必要ですので、これらの準備も必要です。バッテリーパックLP-E6は、USBで充電できないので注意してください。
実際の使用体験
私自身もEOS R7のPD対応USBによる給電・充電を試してみました。
PCのPD対応端子とPD対応USBケーブルを使用して、簡単にカメラを充電することができました。
また、外出先での充電に困ることを考慮し、モバイルバッテリーの購入も検討しました。
ImpressサイトのキヤノンEOS R7とEOS R5に給電できるモバイルバッテリーの条件を参考に、SMARTCOBY 10000mAh 30Wを選びました。
無事にEOS R7を充電・給電することができました。
- 充電
-
・カメラ電源OFFで充電される。
・アクセスランプが緑色に点灯する。
※バッテリーパックLP-E6は、USBで充電できない。 - 給電
-
・カメラ電源ONまたはビデオで給電される。(充電はされない)
・モニターのバッテリー残量表示がグレーになる。
・カメラ内にバッテリーLP-E6NHまたはLP-E6Nを挿入しておく必要があり充電残量が0で無いことが条件です。
これによって外出先でもバッテリーの心配をせずに撮影に集中できるようになりました。
※上記のモバイルバッテリーには、50cmのPD対応USBケーブルが付属されています。三脚を用いたインターバル撮影やPCとの接続で距離が必要になる場合には、先に紹介した下記のような長いPD対応のUSBケーブルが別途必要になります。
参考
バッテリーパック LP-E6NH、LP-E6N、LP-E6 の違い
仕様 | LP-E6NH | LP-E6N | LP-E6 |
---|---|---|---|
容量 | 2130mAh | 1865mAh | 1800mAh |
充電時間 | 約3時間 | 約3時間30分 | 約4時間 |
連続撮影可能枚数 | 約900枚 | 約750枚 | 約600枚 |
給電・充電の注意事項
給電
バッテリー収納部にバッテリーパックが入っていないと、給電されません。 モバイルバッテリーだけを接続しても、バッテリーパックが必要です。
バッテリー残量がなくなると、充電が行われるようになり、給電ではなくなります。 給電を行う予定でも、バッテリーを充電し、残量がある時点で給電に使用しましょう。
充電
バッテリーパックLP-E6は、USBで充電できません。
読んでいただきありがとうございました。何かのお役に立てればと思います。