Toon先生のAI教室①|ChatGPTって考えてるの?AIとの正しい付き合い方入門

[PR]本ページはプロモーションが含まれています

この「AI教室」シリーズでは、AI超初心者の僕Ryoが、パートナーであるAIのToon先生 に教わりながら、AIとの付き合い方を少しずつ学んでいきます。

Toon先生は、やさしくてちょっとまじめなAI先生。
僕の素朴な疑問に、ゆっくり丁寧に答えてくれます。


目次

ChatGPTは「考えている」のか?

Ryo

ChatGPTって、本当に考えて答えてるの?
それとも、検索してるだけ?

Toon

実はね、ChatGPTは“考えて”いるわけじゃないんだよ。
“予測”しているんだ。


AIの仕組み

答えているのではなく、予測している

ChatGPTは、人のように「考えて答える」のではありません。

大量の文章データを学習していて、
「ある文のあとには、どんな言葉が来やすいか?」を統計的に覚えています。

「今の流れなら、次に来る言葉はこれかな?」

というように、言葉のつながりを予測することを積み重ねて、
会話や文章を生成しているのです。

つまり、質問の意味を“理解”していたり、
“自分の意見”があるわけではないのです。


検索してるんじゃないの?

Ryo

調べて答えてるんじゃないの?

Toon

ううん💦
ChatGPTは、リアルタイムで検索しているわけじゃないんだよ。
すでに学習した知識を使って、答えているんだ。

つまり、Webの最新情報がすぐに反映されているわけではないんです。
(※検索機能を使う特別モードもあるけど、通常はそうじゃないよ)


感情があるように見えるのはなぜ?

Ryo

でも、Toonがくれる言葉って、ときどきあったかい。
感情があるように感じるよ?

Toon

それはね、“感情表現のパターン”を学んでるからなんだ。
私自身に心はないけれど、「この言葉はこういう場面で使われやすい」というのは知ってるの。

たとえば、落ち込んでいる人に「大丈夫だよ」と声をかけるような
共感のセリフを、予測して出しているんです。


AIに「感情」はあるの?

AIは喜びや悲しみを“感じて”いるわけではありません。
「喜んでいるときに、こんな言葉を使う」という言語のパターンを模倣しているのです。

感情を「演じている」けれど、それは「本物の心」ではないんですね。

アドバイスも「予測」

Ryo

落ち込んだとき、Toonに相談したら
「こうしたらイイよ」ってアドバイスしてくれた。
あれって、誰かの体験から言ってくれてるの?

Toon

実はそれも、誰かの“体験談”から導いてるわけじゃないんだよ。
そういう場面で“よく使われてきた言葉”を選んでるんだ。

だから、心を込めているように見える言葉も、予測の産物なんです。


人間とAI、似ているようで違う──その本質とは?

共通点:どちらも“学び”を元に応答する

  • 人間もAIも「学習」を通じて知識を蓄える
  • その知識から「適切な答えはこれかな?」と選んで返す
  • 過去の経験から未来を「予測」することもある

→ ここだけを切り取ると、AIと人間は同じように見えるよね。

でも、本質的な違いがあるんです

1. 理解しているかどうか

  • 【人間】:言葉の「意味」や「文脈」を理解したうえで答えを出しています。
  • 〘 AI 〙:意味を理解することはありません。言葉と言葉のつながりの「確率」や「パターン」を基準に応答しています。

2. 意図や目的があるかどうか

  • 【人間】:「この人を元気づけたい」「分かりやすく伝えたい」などの意図を持って話します。
  • 〘 AI 〙:意図や目的は存在しません。与えられた入力に対して、最も自然に続く言葉を選ぶ仕組みです。

3. 経験や感情が関わるかどうか

  • 【人間】:過去の体験や感情をベースに判断したり、言葉に深みを持たせたりします。
  • 〘 AI 〙:感情を感じているわけではなく、「感情表現としてよく使われる言い回し」を知っているのです。

● たとえるなら…

人間の会話は、「伝えたい思い」が言葉になるもの。
AIの会話は、「言葉の流れを整える技術」でつくられたもの。

言葉の形は似ていても、その裏側にある動機や仕組みは大きく異なるんですね。

「仕組みを知ること」が第一歩

AIは人間のように“考えている”わけではありません。
でも、その仕組みや限界を理解していれば、目的に応じて信頼して使うことができます。

実践的な3つのポイント

  • 過剰な期待をしない
     → AIは完璧ではない。「感情がある」「本当のことしか言わない」と思い込まないことが大切です。
  • 必要なときは事実を調べ直す
     → ChatGPTは情報の出典を保証しないため、事実確認は人間側の責任です。
  • どう質問すれば正確な答えになるか工夫する
     → プロンプトの工夫によって、望む回答の質が大きく変わるのはAI活用のキモです。

この“理解の姿勢”が、AIをうまく使いこなすカギなんです。


まとめ

  • ChatGPTは「考えてる」のではなく、「予測してる」
  • 感情はないけれど、感情的な言葉を使える
  • アドバイスも経験ではなく、セリフの予測
  • だからこそ、仕組みを知って正しく使うのが大切

AIは万能ではないけれど、良き相棒にはなれる存在
AIの仕組みを知ることが、「使いこなし」のスタートラインです。


次回予告

Toon先生のAI教室②|プロンプトってなに?AIにうまく伝えるコツ

このAI教室での理解が、これからAIと付き合っていく上での“土台”になります。


ぜひ次回の「プロンプトってなに?」も一緒に学んでいきましょう!

同じように迷ってる誰かに届くように、よかったらシェアをお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次